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【Free!DF】4話感想 ハイパー鬱メンタルからの自力脱出【喪失のインターフェア】

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※注意※
Free!DF放送分のネタバレを含みます。スターターブックや雑誌インタビュー等の内容に言及することがあります。

 

3話感想はこちら。

 


5話放送までもう1時間をきっているのですが5話を見てしまうと純粋な4話感想は書けなくなってしまうので、一旦勢いだけで殴り書きを残しておきます。

ちなみに、主に自分の心の整理のためであって、共感を得たいわけでもなければ誰かの感想を否定したり擁護したりしたいわけではないです。

正直激動の1週間だった。

  • 4話視聴直後

あまりのしんどさに見返す気力がわかず、しばらくFree!のことは考えたくない…と思うほどに激しく落ち込んだ。つらくてつらくて抱えきれなくてTwitterにあれこれぶちまけてしまった。冷静な意見や優しさにあふれた感想を見るたび、そういうふうに暖かく見守れない自分が未熟で自分勝手で情けないように思えてますますつらかった。
だけど私と同じようにストレスを抱えている意見もいろいろ目にして、ほっとする一方で「これだけストレスを感じてる人が多いということはそれを意図した展開なのかもしれない」とも思えてきて、ということはどこかでこのストレスには救いと挽回が用意されているのかもしれない、という希望が見えた。

だけどその一方で、「カタルシスがあるんだとしてもそのために今ここまで苦しめられなくちゃいけないのはなぜなんだろう、そうしなくちゃ話の山場が作れないということなんだろうか、誰かがヒールにならなければいけないのだろうか、そのカタルシスに向けてキャラクターのセリフや行動がそのために動かされていないだろうか」っていう余計な不安にも繋がってしまい、堂々巡りでメンタルがズタボロだった。


私が好きになったこれまでのFree!への自信すら根本から脅かされそうでものすごく怖くなって、つらくて過去シリーズや過去の音楽にも手を伸ばしづらくなってしまって、そんなこと自体が初めてでもはや軽くパニック状態。

私がどうしても譲れない、生きてく上でのポリシーみたいな部分にも嫌な形で触られそうな気配を感じて、日和のラストの発言はどうしても擁護したくなかった。

Free!ってこんな感じだったっけ、こんなにつらいと思ったことが初めてで何でなのかわからない、私はFree!のことをまったくわかっていなかったのかもしれない、もうどうしていいのかもわからない、とベッコベコに自信喪失していたのがこの1週間です。

 

で、1週間ああでもないこうでもないとうなされる様に考えていた中で、

「私はいま何にモヤモヤしているのか」3つと、そのそれぞれに対するスタンスを何となく整理できたので、それを書いておきます。

何とかこのつらさを抜け出したい、ちゃんとFree!DFを楽しく隅々まで味わいたい、そういう気持ちで必死につけた心の整理です。

ひとつめ。

Free!DFを単純にFree!Free!ESの続きだと思って見ていたからモヤモヤするのではないか

この出発点について、そもそも私は間違えていたんじゃないかと思いなおした。
Free!DFは、Free!Free!ESの単純な続きではない。ハイスピFSDとTM、TYMを経て、ハイスピの世界観と合わさった新しいFree!世界線(※1)であり可能性なんじゃないかと。

(※1)世界線シュタインズ・ゲート的な意味です。私たちは世界線を移動したのだ…。

だからFree!Free!ESとは違って当たり前だし、コメディパートが少ないのも、感情表現の湿度がじっとりと高くてじれったいのも、メルヘンちっくで繊細な描写も、どこか内容が幼く感じるやりとりも、ハイスピの世界観と合わさったのだからある意味当たり前!

もともとハイスピFSD(映画)が公開された時には、Free!と完全に繋がる世界観かというとそこは断言されていなかった記憶がある。
そもそもある意味それぞれの作品として成立していた世界が繋がったのだから、その影響はいろいろあるんだと思う。でも、キャストも明言しているとおり、ハイスピFSDがなければきっとFree!DFに繋がることもなかったんだと思う。
そしてFree!DFでまだうまく消化できない部分があるからといって、それを過去シリーズにまで遡って波及させる必要はないんだ、ということも自分に言い聞かせた。

大好きな過去シリーズのことは、今までと同じようにそのまま大好きでいればいい。

そう考えたらとても気持ちが楽になった。

 

ふたつめ。

②最大の個人的モヤモヤを突き詰めると、結局は12話という限られた話数の中で見たいものがありすぎて、愛着のあるキャラが多すぎて、「現状郁弥と日和の問題に尺が割かれ過ぎでは?このままのバランスでほんとに最終話までいくの??」と感じてしまっていることがすべてなのではないか。

※特に日和くんは新キャラで、まだこれまで見てきたキャラほどの愛着を持てていないので余計にアンバランスに感じてしまう状況。

えっ、それってただの私のエゴじゃん。(発見)

何にこんなにモヤモヤするのか、1週間いろいろ考えた。 

もっと未来に飛び込んでほしい、過去に囚われるのではなくDive to the Future!してほしい、Free!Free!ESをかけて乗り越えてきたと思っていた問題を掘り返してまで過去を振り返るのか、真剣勝負をしても自分の元から離れていかなかった真琴や、「お前には前を泳いでいてほしい」と伝えた凛や、怜や渚や宗介や、たくさんの人の想いを受け取って、遙はトラウマも含めて乗り越えたうえで夢を掴み取ったのではなかったのか。

細かいことを挙げればいろいろあったけど、そう思ってしまう気持ちも結局、根っこの根っこを掘り下げればただただこの「尺足りる???」に行きつく。

つまり2クール24話あるなら今ほどは気にならないと思うので本質的には展開どうこうよりも単に尺の割かれるバランスに不安を感じてるだけなんだ、と気づいた。
でもこれってほんと私個人のただのエゴだな、と思いました。
(でもナーバスになるのはそれだけ好きだから、思い入れがあるからだって信長くん達も話してたしどうかナーバスになる私を許してほしい)

そして、尺はきっと足りるのです。

そうなるようにいろいろな取捨選択の中で制作スタッフの皆様がDFで描きたいものを込めているのだろうから、それをありがたく受け取るのがやっぱり正しい姿勢だと思いなおしました。

 

最後、みっつめ。

Free!DFが何を見せたいのかわからなくなってしまった問題

これについてはとりあえずまだストーリー自体が序盤だし、それ以前に「私が深く難しく考えすぎ」説に落ち着きました。
そう感じたきっかけはギリギリのタイミング、5話放送日当日に更新された4話スタッフコメント。

このコメントを読んだ時に、私はあまりに難しく深刻に考え過ぎ、アニメから得られる以上のことを深読みしすぎなのではないか、という結論になった。

内海監督のFree!が「考えるな!!感じろ!!!!」タイプであるのに対して、河浪監督のTMとTYMは「考えろ!!考えろ!!!!」タイプだと勝手に思い込んでしまっていたところが私にはあって(なぜなら絵コンテ集やインタビューで思いもしなかった演出意図があちこちに散りばめられてるのを知ってしまったので、必要以上に各シーンから裏の裏にこめられた情報まで受け取ろうとしてしまう)、だけど、もっと気楽に深く考えずに楽しめばいいのでは??うん、そうしよう!!!きっとそうだ!!

 

たしかに「気楽に見てください」って監督もことあるごとに言ってたし!

「(TYMは相当明るい話として作ったつもりだけど)それでも皆さん泣いちゃうんですね~」的なことを先行上映だかいつだかの機会に驚きながら話してた記憶があるし!

監督が意図している以上にオタクが(っていうか私が)重く重く受け止めがちなのかもしれない。
(愛の重さと拗らせ具合に定評のあるふりーの女たち)


日和の発言もどうしても擁護できなくて、したくなくて、なぜあんなことを言われて真琴も旭も怒らないのかわからなくて、そもそもなんであんな勝負をしたのかすらわからなくなってきて、でも、「久しぶりに本気で泳ぐ真琴を見られた!ひゃっほー☆」くらいで見る方が、きっといいのだと思えました。

日和もことさらヒールの役回りを担っているわけではおそらくないのだ、それは私の考えすぎで、日和は日和の気持ちで動いているだけ。

別に意図してヒールとして描かれているわけではなく、これはきっと性善説的な世界観なんだ…。

スタッフコメントを読んでいたらそんな気持ちになりました。

私はあまりに深刻に捉えすぎていたのかも、と。

 

この3点が揃ったことでやっっっと4話を見返す勇気が出て(それまであまりにつらすぎて怖くて見返すこともできなかった)、そしてさっき見返したらちゃんと楽しめました。わたし、ちゃんと4話を楽しめたよ、お母さーーん!!!!(泣)

やっぱり日和くんの最後の発言だけは私のポリシー上も絶対に肯定できないけど!
でも楽しく5話が見られそうです!うれしい!!本当にうれしい!!!!ほんっと2話から今日までずーっと辛かった(泣)

 

あと数分で始まっちゃうので長い前置きを終えて4話感想をざざっとメモ(笑)


・3話感想で書いた岬くんさっそく登場、宇佐美くんも次回登場フラグ!

・まこちゃんがあのSCのコーチやるフラグ立ちましたね!

・御子柴先輩は本当にいいことを言ってる。H野選手がH井コーチに、お前は練習は誰よりもしてるけどそれだけじゃなくもっと人としての経験をつめ、人間としての成長が競技にも活きるから、みたいな話をされていたインタビューを読んだことを思い出す。強くなる方法はいろいろある。

・ 何かを賭けて勝負なんて子供っぽい、意味あるの?ってめちゃくちゃ思ってたけど、それをちゃんと貴澄が視聴者視点に寄り添って問いかけていた。真琴はそれをちゃんとわかってて、それでものったんだね。そして郁弥だけじゃなく日和のことも気にかけてるんだね。(天使か??!!)この前はショックすぎてこの辺全然入ってこなかった…

・これまこちゃんと日和、今後絶対仲良くなるじゃん…

・日和の表情もやっと直視できるようになってきた…日和の神さまは夏也説本当にありそう。

・燈鷹と霜狼はフリーリレーで対決でもするのかな…メドレーよりは可能性ありそうな。

・日和は「調べた」はともかく、だれに遙のことを聞いたんだろう?

・日和の一言のあとで貴澄だけが「このひと何いっちゃってんの???」的なキョトン顔してるのがナイス

・18歳にして様々な試練と喪失感と葛藤と諦観とを潜り抜けてきたうえに親友からの「待ってるから」までもを背負ってしまった現在の宗介、一片の憂いと悟りのニュアンスを含んだイケボになってて(TM約束辺りからその気配あったけど)、お色気がハンパない
・旭の光のスイマーぷりを私は信じているので期待してるよ…
(TM、TYMとポジティブ発言を誇ってきたじゃん!!!あちこちでチームを作ってきたじゃん!!ある意味チーム解散後に最も郁弥と対照的な道を歩いてきたのが旭なわけで)
まこちゃんは天使力をちゃんと見せつけたから旭のターン欲しい。転校なんて子供のせいじゃないよ!!!!よくあることだよ!!!!!(3つの小学校に通った女より)

・あとやっぱ日和の黒幕…って言い方は変だけど、郁弥と日和のかかえる歪さの裏には夏也ありって感じがする。桐嶋兄弟ぽくていいと思います。

 

わー5話始まる―!あとで追記します!

 

分野ごちゃまぜになると思いますが、もしよければ登録お願いします!

 

 5話感想はこちら。

 

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by カエレバ