【Free!DF】DFは「成長」じゃなく「進化“EVOLUTION”」の物語そしてスタートライン説
最終話を前にしてもはや語彙力が完全に失われているのでまとまった文章にはならないと思うけど、少しだけ書きます。
Free!DFのED曲。STYLE FIVE「GOLD EVOLUTION」。
聞いた当初から歌詞があまりに耳に残って、「実質4期をつかみとれソング」なんだと思って聞いてました。
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GOLD EVOLUTIONがもはや4期を掴みとれソングに見えてくる
— のんたそ🏊🦈 (@n_aibakka) 2018年8月22日
「辿り着いてわかる ここはゴールじゃない」
— のんたそ🏊🦈 (@n_aibakka) 2018年8月22日
「信じればいつだってスタートライン」
「終わらない 俺たちの夏へ」
「自分ベスト更新して」
「Next stage 待ってるんだ」
「立ち止まらずに あの眩しさへ 約束しよう 必ず道は開く」
これはCD発売直後のタイミングの感想かな?
\まだまだいけんだろ/ってスタファイが煽ってくるし、歌詞の何をどう聞いても4期を掴みとれと言われている気しかしなかった。
なので「わかった!財布で貢献するね!!!」と決意を固めていたのですが、その後11話までを見守り続けて、そして飽きずにGOLD EVOLUTIONを聞き続けている中で、ふと思いました。
これ「4期をつかみとれソング」じゃなくて「Free!を続けます宣言」だな???
この曲はそうだな??
何しろ「Evolution 声あげて」という歌詞で始まり「Hey!Hey!Take your marks!Everybody Let's Dive!」で終わる。声あげろってオタクを煽り、全員で未来へ飛び込もうぜ見たことのない景色見に行こうぜ!で終わる曲。
しかもスタファイが「Never give up 約束しよう Never give up かならず道は開く」って歌っている…(え…そんな約束まで…わたし、諦めなくていいの?)
ED映像で大集合したキャストたちが、終わらない夏に、未来に飛び込め、進化形に続け、というメッセージをぶつけてくるこのハッピーソング。
そうか、私たちが3期でDiveしたのは、終わらない夏なのか。
そうか、Dive to the Furture!はそういう物語なのか。
未来に飛び込んで始まる3期なのではなく、3期をかけてFree!とハイスピが融合していき、みんな揃って未来に飛び込もう!という物語だったのか…。
つまりDFはみんなが未来に向けてのスタートラインにつくための物語。
やっと、 なぜ3期のサブタイトルが~Dive to the Future!~なのかもわかった気がしました。
私はその役割はTYM(Take Your Marks)が担っているんだとずっと思っていた。だから、未来に飛び込むはずのDFでこんなに過去編をやる理由も最初はなかなかわからなかった。これじゃあ未来に飛び込め!どころか 過去に向き合え!じゃないかと思っていた。
だけどDFがみんなで飛び込み台に上がる話だったのなら、みんながスタートラインに集合するための話だったのなら、とても納得ができる。
みんなが集合して始まる3期ではなく、最終話で集合する3期だったんだ。
郁弥と日和の問題を時間をかけて描いたことも、夏也がストーリーを通して自分の夢を見つけたことも、宗介が10話で「やっとスタートラインに立てた気分だ」って話したことも、遙や旭が過去の心残りをちゃんと解消したことも、真琴が夢を見つめ直したことも。
TYMで「飛び込みたいやつ全員集合!」をぶちあげて、そこから繋がるDive to the Future!だったからこそ、もう迷いなく飛び込む準備ができている子、もう飛び込みかけている子達が、まだ迷って悩んでモヤモヤと葛藤している子達を自分たちなりのやり方で掬い上げていく3期だったのかもしれない。
そしてその人間関係も競泳をやっている選手だけではなく、周囲の大人や、時には子供や、いろんなところに広がっていったのかもしれない。
みんながスタートラインにつくために。
何よりも、宗介をスタートラインに導いてくれたことには、本当に本当に感謝しかない。私にとってのDFはそれだけでももう十分なくらいです。(この感想は別で書きます)
そしてもうひとつ、このことを考えていた同じ日にたまたま職場で耳にした言葉。
「”成長”と"進化”は違う。」
「ポ○モンを見るとわかりやすい。”成長”はレベルアップ。もちろんその先に"進化”があることもあるけど、"進化”は別の姿に変わることなので根本的に"成長”とはちがう。」
「"進化”するとステージが変わる。」
この日の朝もGOLD EVOLUTIONを聞きながら、なんでゴールドなのかなぁなんでエボリューション(進化)なのかなぁと考えていたので、この瞬間、めちゃくちゃハッとしてしまった。
もしかして、DFはFree!やハイスピの単なる続き、「成長」の物語ではなく、Free!とハイスピが融合して新たに始まった「進化」した物語なのかもしれない。
最初に第一弾ティザービジュアルが公開されたときに「SEE YOU NEXT STAGE!」の文字。ティザー映像にあった「NEW CHAPTER」「新章突入!」「大学生編」。
DFは、ハイスピFSDやFree!ESの厳密な延長線上にある世界とはまた少し違う、進化した世界なのかもしれない。
これまでのTVシリーズでお約束だったとしても、あえてDFには引き継いでいない部分、意図的に変化・進化させている部分がかなりあるのかもしれない。
私は意識せずともDFを「成長」の物語として見ていたから、特に序盤では「こうなるなら1期や2期でのあの言葉はなんだったのか、あの時の想いはなんだったのか?」「整合性がとれないんじゃないか」「私が過去シリーズから思い描いていたこのキャラの未来はちょっと違う」とかいろいろと細かいことが気になったりもしたけど、DFがまた新たなステージに進んだ「進化」した物語であるなら、そういったあれこれについても納得できる気がする。
いろいろなものを再整理して融合させて、新たなステージに進む。だから新章突入。
遙はフリーにこだわらず個人メドレーを泳ぐし、メドレーリレーだけが絆なのでもない。
水泳へのいろんな関わり方。
進化(しんか、羅: evolutio、英: evolution)は、生物の形質が世代を経る中で変化していく現象のことである。
引用元:進化 - Wikipedia
世代を経る中で変化していく…まさに作品を超えてバトンを繋いでいるFree!だなぁ(泣)。
そして「進化形にコンティニュー」。
私は正直、Free!の終わらない夏はこれからも続いていくと確信してます。GOLD EVOLUTIONと、DFの1クールはその意志表明だと思ったので。
もう確信してる、確信しまくってるけど、これまでもそうだったようにそれを本当に実現に近づけていくために、これからもできることをしていこうと思います。(とりあえずは財布で…)
泣いても笑ってもあと1話。
この数日間、ぼーっとしたり気づいたら涙が出てたり脳内でDFのメインテーマ曲のせつないメロディーが延々鳴り響いていたり、情緒崩壊もいよいよ極まってきていますが、最後まで見届けたいと思います。
初めてリアルタイムで経験したFree!のある夏は本当につらくてしんどくて、本当に幸せで満ち足りていて、ココスやカラ鉄でおなかいっぱいになって、とっても濃厚でした。
今年の夏を二度と忘れないと思います。